はじめに:この記事を読むメリットと対象読者
今回は、小学生や幼稚園児などの低年齢キャラクター向けボイスサンプル原稿をまとめました。
特に女性向けを中心に、さまざまなパターンをご紹介しますよ。
- 可愛らしさや元気さはもちろん、クールさや生意気な要素も演じられるようになると、オーディションや自己PRの幅がぐっと広がります。
- また、少年役を女性が担当する場面も少なくありません。性別やキャラ設定に合わせて自由にアレンジし、自分らしいボイスを目指してみてくださいね。
ぜひ以下のサンプルを参考に、オリジナルの台詞や演技プランを考えてみましょう。
もう少し年齢層が高めのキャラクターがいいなと思う場合は、こちらを読んでみてください。

この記事を読むメリット
- キャラクター別に具体的な台詞例をイメージできる
- オーディションや自己PRで映える演技ポイントがわかる
- 複数の役をこなすための準備ができる
対象読者
- 女性で声優を目指している方
- 女性キャラのボイスサンプルを充実させたい方
- ボイスサンプルに、低年齢のサンプルを入れたい方
【1】小学生くらいの少女
1-1. やんちゃで元気いっぱい
「やったぁ……今日は天気もいいし、外で思いっきり走り回るんだ!
ねぇねぇ、鬼ごっこしようよ。あ、かくれんぼがいい?
じゃあ私が鬼ね! 10数えるから逃げてね! ぼーっとしてたら、あっという間に捕まえちゃうよ!」
1-2. 甘えん坊の妹キャラ
「うーん……眠いよ〜。だって、きのうワクワクしちゃって眠れなかったんだもん……
えい!おんぶして連れてって〜ふふふ、お兄ちゃん、だいすき!」
1-3. ちょっと生意気な小学生
「それくらい、私だってできるもん……ほら、見ててよ。
ああ、だめだった……大人だからって馬鹿にしないでよ!
失敗したって何度でもできるのが子供のいいところなんだからね!」
1-4. 臆病だけど冒険心がある
「……ここ、暗くてちょっと怖いかも。
でも、せっかく探検に来たんだもん……でもせっかく探検に来たんだし、引き返すのはもったいないよね。
あ、あのね、もし私が迷子になったら、ちゃんと見つけてね。」
1-5. 内気だけど友達が欲しい
「あの……よ、よかったら一緒にお弁当食べない?
私、引っ越してきたばかりで、まだ学校のこととか全然わからなくて……もし迷惑じゃなければ、クラスのこととか教えてほしいんだ」
1-6. ミーハーで流行に敏感
「見て見て……新しいアクセ、これ今すっごく流行ってるんだよ!
雑誌でも大きく特集されてたし、学校でもみんな欲しい〜って言ってたの。……私、一番に手に入れたかったんだ」
1-7. 世話焼きな小学生
「大丈夫? お腹痛いの?
私、保健室の場所わかるから、付き添ってあげる。
もしかしてうごけない?……ちょっと待っててね、いま先生よんでくる!」
1-8. 泣き虫だけど頑張り屋
「ぐすっ……また失敗しちゃった。みんなに迷惑かけたかも……
でも、泣いてるだけじゃだめだよね。もう泣かない。これからはもっと練習して、次こそ成功させてみせる!」
1-9. 無邪気さと天然な魅力のある子
「えへへ、見て見て! こんなに大きなお花を見つけたよ!
あれ、でもこっちのお花も素敵……あっちには面白そうな木もあって……わぁ、いっぱいある〜!」
【2】 小学生くらいの少年
2-1. やんちゃでスポーツ好き
「よーし……今日は絶対にホームラン打つぞ!
みんな、オレのバットさばきに注目しててくれよな。
練習の成果をみせてやる!一球入魂……燃えてきたぜ!」
2-2. クールで口数が少ない少年
「別に……オレは平気だから。心配してくれなくてもいいよ。
ちょっと考えたいことがあるだけ……一人にしてくれないか?
どうせオレのことなんて、誰も本気で理解しようとしないくせに……」
2-3. 優しい少年
「あれ……こんなところに小鳥が倒れてるよ。大丈夫かな?
ちょっと傷があるみたいだ。手当てをしてあげたいけど、僕にできるかな……。
でも、見捨てるなんてできないから、一緒に助けてあげようよ!」
2-4. 反抗期のイマドキ少年
「はぁ?うっせぇな……ちょっとほっといてよ。
学校のことなんか聞かれたって、面倒くさいだけだし……ああ、もううるせぇ!」
2-5. 少し大人びた中学生
「将来の夢って聞かれても、正直まだピンとこないんだよね……
でも、何かカッコいいことをやり遂げたいって気持ちはある。
きっと見つかると思うんだ」
2-6. 素直になれないツンデレ少年
「え?別に感謝なんていらないよ……褒めてほしかったわけじゃないし。ただ……あんたが困ってるのを見たら、何とかしなきゃって思っただけ。
ほ、ほら、照れてるわけじゃないからな……勘違いすんなよ!」
2-7. 夢を語る少年
あっ、見て見て……今の一瞬、流れ星が見えたよ!
僕、実はいつか宇宙飛行士になりたいんだ。
空を見上げるとね、なんだか自分がちっぽけに思えるけど……その分、夢をもっと大きく持てる気がするんだよね。
2-8. 元気で素直なサッカー少年
「この前の試合は、すっごい楽しかった!
相手も強かったけど、みんなと協力して最後まで走り抜けた瞬間は最高だったよ。
またすぐにでも試合したいな!」
2-9. 負けず嫌いな挑戦者
「くそ……このままじゃ終われない。次は絶対に勝ってやる!
オレはあいつに負けたままじゃ満足できないんだ……何度でも挑むさ。
この熱い気持ちだけは、誰にも止められないからな!」
2-10. ちょっとおバカだけど憎めない
「うわあ……漢字テスト、全然できなかった。
まあ、しょうがないよな……オレ、難しいこと苦手だし。
でもさ、次回はちゃんと勉強して、みんなをびっくりさせてやるんだから」
2-11. ヒーローを夢見る少年
はぁ……あの人みたいに、僕ももっと強くなれたらいいのに。
だけどさ、ただ強さを羨ましがってるだけじゃダメだよね。
僕、もっと練習して強くなるよ。いつか、みんなを守れるようなヒーローになりたいんだ!
【3】幼稚園くらいの年齢の女の子
2-1. ひみつのお話
「ねえねえ、しってる?きょうね、わたし、すっごいひみつをみつけちゃったの!でもね、ないしょなの……。ぜったい、だれにもいっちゃだめだよ?……え?ききたい?しょうがないなぁ……こっそりおしえてあげるね!
2-2. 元気一杯のあいさつ
「おはよー!せんせい、〇〇ちゃん、おはよー!!
(笑い声)あ!きょうはね、すっごくたのしいことがあるんだよ!えへへ、ひみつだけどね!」
2-3. お姫様ごっこ
「わたくしは、おひめさまなのです!
だからね、きょうは、すてきなおちゃかいをひらくの♪
あら、いらっしゃいませ、おちゃはいかが?
え?ケーキ?……ありますわよ♪どーじょ 」
まとめ:
いかがでしたか? 今回は女性向けの低年齢キャラクターを中心に、さまざまな演技パターンをご紹介しました。幼稚園児や小学生の少し幼い声を演じる際は、ピッチを高めに設定したり、口調やスピードに遊びを持たせるのがコツです。
- 元気で活発な子を演じるときは、声のボリュームやテンションを少し高めに
- クールや生意気な子なら、言葉尻を強調したり、語尾を短く切ってみる
- 優しく穏やかな子の場合は、柔らかい口調とゆっくりめのテンポを意識
これらを意識するだけでも、演技の幅がぐっと広がりますよ。ぜひ、自分の得意なキャラクターを中心にボイスサンプルを作成しながら、さまざまなタイプにも挑戦してみてくださいね。次回のオーディションやサンプルテープ提出の際にお役立ちできれば嬉しいです!