はじめに
今回は、中学生・高校生の青春キャラから異世界系主人公まで、男性向けの青年キャラクターに焦点を当てたボイスサンプル原稿を多数ご用意しました。
まだ未熟な一面を持ちつつも個性豊かな中高生や、ファンタジー世界で活躍する主人公像など、さまざまなタイプを幅広くカバーしています。
- 「こんなキャラを演じたいけど、参考になる台詞が欲しい!」
- 「オーディション用のボイスサンプルを充実させたい!」
そんな方のために、ぜひご活用くださいね。
今回紹介する台詞はあくまでサンプルですので、ご自身のアレンジやキャラクター解釈を加えながら、オリジナリティを出していただけると尚良いですよ。
青年編(中学生・高校生)【全14パターン】
青春真っ只中のキャラクターは、元気・熱血・クール・繊細など、多様な側面があります。
とくに学校生活や部活、友情や恋愛といったテーマが多いので、テンションやトーンの切り替えを意識してみましょう。
1. 友達に対する素直な感謝
「えへへ……実は僕、今まで友達らしい友達がいなくてさ。だから、一緒にバカやってくれるやつがいるってだけで嬉しいんだよ。
これからもさ、一緒にいろんなとこ行って、たくさん笑おうな!」
2. 部活での意気込み
「目標は全国優勝! 大げさかもしれないけど、やるからには頂点を目指したいんだ。
練習はつらいけど、今はまだ可能性の塊ってやつでしょ? 絶対に諦めねえから!」
3. 不安と決意
「うまくいかないことばっかりで、正直ヘコむ……でも、ここで止まってたらきっと一生後悔すると思うんだ。
だから、もう一回だけやってみようと思ってる! 次は絶対うまくいくって、信じたいからさ。」
4. 恋愛シチュエーション:意を決して告白
「ずっと伝えたかったことがあるんだ。あの……僕、君のことが好きだよ。
ただの友達でいるのは、もう耐えられない。だから、……付き合ってほしい。」
5. 熱血・スポ根系
「目標は全国優勝! 誰かが笑ったっていいさ、俺は自分の夢を最後まで追いかけるから!
だからさ、止まんねぇよ……!」
6. クールで無関心系
「別に……興味ないし。部活?
でもさ、やると決めたからには手ぇ抜くつもりはないから……安心して。」
7. 何でもできる天才タイプ
「あぁ、テスト? まぁ満点だったよ。勉強なんてコツさえ掴めば簡単だしね。
でも、誰かに認めてもらいたいとか、そういうわけじゃないんだよ。なんとなく……できちゃうだけ。」
8. 元気いっぱいお調子者
「やっべー、朝から全力ダッシュしてきたら汗だくだよ! でも、間に合ったからオールオッケー!
今日もテンションMAXでいくぞー! ついてこいよ!」
9. 弱音を吐いてしまうが立ち直る
「はぁ……なんでこんなにうまくいかないんだろ。正直、もう投げ出したい……
でも、ここで諦めたらずっと後悔しそうだし……ああ、最後、もう一回!」
10. 不良っぽく見えて実は優しい
「チッ……うるせぇな。俺に構うなって……
え? 財布落としたのか? しゃーねぇ……一緒に探してやるよ。俺が見つけりゃいいんだろ?」
11. 無邪気に友情を語る
「まじで嬉しいんだよ、こんなに気の合う仲間ができるなんてさ!
前にいた学校じゃ友達できなかったから……だから、今が一番楽しいよ、ほんと。」
12. ちょっとシャイな草食系
「あ……あのさ、もし迷惑じゃなかったら、今日の放課後、一緒に帰らない?
別に変な意味じゃないよ。話したいことがあるだけ……その……頼むよ。」
13. 自信たっぷり、でもどこか抜けてる
「俺の作戦、完璧すぎるだろ? これで勝利は確定だ!
え……ちょっと待って……あれ、おかしいな。やべぇ、計算ミスってたかも……。」
14. クラスのムードメーカー
「おいおい、みんな元気ないぞー! もっと笑えって! せっかくの学園祭なんだからさ!
やるからには、最高に盛り上がる文化祭にしようぜ! 俺らが引っ張ってやるぜ!」
まとめ:中学生・高校生編
中高生キャラは、まだ未熟な部分を演じつつも、それぞれの個性が際立つようにテンポやトーンを変えるのがコツです。
たとえば、明るいキャラなら早口&ハイピッチ、クールキャラならゆっくり&低め……といった感じで演じ分けてみてくださいね。
異世界系主人公編【全10パターン】
「なろう系」や「異世界転生」ものの主人公は、最初から圧倒的に強いタイプから、弱気だけど仲間とともに成長するタイプまで、実に幅広いです。
現実世界とのギャップや冒険心を表現しながら、キャラクターの内面変化をしっかり伝えましょう。
1. 最初から最強
「ふぅん……この程度の敵じゃ、俺を楽しませることはできないか。
ま、時間の無駄だったな。次はもう少し手ごたえのある相手だと嬉しいんだけど。」
2. 凡人スタートだけどコツコツ強くなる
「やっぱり、初めは全然ダメだった……でも、諦めたら何も変わらない。
一歩ずつでも進んでいけば、いつか強くなれる、そう信じてる。」
3. 超クールで冷静沈着
「こちらの世界は、魔法が存在する……興味深いね。
調べて、分析してみよう。最終的にどう活かすかは、俺次第だ。」
4. 弱音を吐いてしまうが、仲間に励まされる
「正直、もう無理かも……俺なんかが、この世界を救うなんて。
いまだに剣を握ると手が震えて、逃げ出したくなるんだ。
でも、みんなが一緒に戦ってくれるから……頑張ろうって思うんだ。」
5. 人助けが大好きな聖人君子タイプ
「え……助けを求めてる人がいるの? もちろん行くよ!
この力は、困ってる人を救うためにあるんだから……迷う理由なんてないさ!」
6. 異世界での生活をエンジョイ
「うわぁ……食べ物全部初めて見るやつばかりでテンション上がる!
そっか、ここじゃこれが常識なんだよね。なんだか毎日が新鮮でさ……ワクワクが止まらないよ!」
7. 重い過去を抱えつつも前を向く
「俺はあの時、大切な人を守れなかった……でも、もう二度と同じ思いはしたくない。
この異世界に来た意味があるとするなら、それは絶対に誰かを救うためだと思うんだ。」
8. とにかく強気で突っ走る熱血漢
「やべぇ、こいつマジでデカいドラゴンじゃん! でも怖がってる暇なんかないだろ?
いっちょやってやるぜ! 俺の拳がどこまで通じるか、試してみるか!」
9. 戦闘狂:バトル好き
「ハハッ、最高じゃねぇか……こんな強そうな相手、久しぶりだ!
これだから戦いはやめられない。お前も本気でかかってこいよ……!」
10. お調子者だけど実は天才肌
「いやぁ~、今日は冒険日和だね! モンスター? まぁなんとかなるっしょ!
え? 作戦? そんな細かいこと気にすんなって。俺に任せときゃ、失敗なんてしないからさ!」
まとめ:異世界系主人公編
異世界ものでは、世界観に対して主人公がどう感じるか、そして仲間や敵との関わりを丁寧に演じることが大切です。
- 「おれTUEEE系」なら余裕たっぷりの声色
- 「弱気だけど成長型」なら戸惑いや驚きを素直に表現
キャラクターによって、声の高さやテンポの強弱を変えてみましょう。
終わりに
いかがでしたでしょうか。中学生・高校生を中心とした青春キャラクターから、異世界で活躍するファンタジー主人公まで、男性向けの青年役には実に多くのバリエーションがあります。
今回ご紹介したセリフ例を参考にしながら、自分の声質や得意な演技を磨いてみてくださいね。
次回は、少年キャラクターや壮年役など、さらに幅広い年代の男性向けボイスサンプルについてお話しする予定です。お楽しみに!
声優としてのキャリアを形作る一歩として、ぜひ今のうちにさまざまなキャラ表現に挑戦してみましょう。応援しています!
ちょっと大人もしくはちょっと幼いサンプルをお探しの場合はこちらをご参照ください