一見真逆に思えるけど、論理的思考と表現力は意外と相性がいい

キャリア戦略

こんにちは、元声優志望で現在は外資系コンサルタントとして働いているKotonoです。
このブログでは、声優を目指していた頃の経験をもとに、戦略的なアプローチやノウハウを共有しています。
自己分析の方法やボイスサンプルの作成、オーディション対策など、キャリア形成に役立つ情報をたっぷりお伝えしていきます。

「ロジカルな考え方と表現力なんて真逆じゃない?」
そう感じる方もいるかもしれません。
しかし実際には、この2つが組み合わさると大きな力を発揮するんですよ。
今回は、その魅力について詳しくお話しします。

ロジカル思考と表現力は真逆? その先入観を疑ってみよう

一見すると、

  • 論理的思考:冷静さ・客観性
  • 表現力:感情・創造性

というように真逆の特性を持つように思われがちです。
私自身、声優を目指していた頃は「作品世界の理解やキャラクターになりきること」に集中していた一方、コンサル業務を始めた頃は「課題をロジカルに整理し、解決策を導くこと」を重要視していました。

ところが、両方を本格的に取り組んでみると、論理的思考と豊かな表現力は相互に補完し合うと気づいたのです。

  • 表現力を磨くには自分を客観視し、課題を正確に把握する必要がある
  • 論理的思考を活かすには、相手の興味を引く「伝え方」が重要になる

たとえば、

自分は今どんな声を出していて、どんな感情を伝えられるのか」を分析しつつ、「どうすれば相手(審査員や聞き手)が魅力的に感じるか」を考える

こうした2つの要素が組み合わさることで、あなたの表現は、より確かな説得力を持つようになります。


論理的思考がもたらすメリット:自己分析と戦略的アピール

特に、論理的思考や分析が役に立つのは、「オーディションの場」です。
声優オーディションで結果を出すためには、自己分析戦略的アピールが欠かせません。

1. 自己分析

  • 「自分の強みは何か?」
  • 「どんな役が得意か?」
  • 「声質の特徴は?」
  • 「周りからどう見られているか?」

感覚だけで判断するのではなく、客観的な視点で言語化すると、アピールポイントが見つけやすくなります。

2. 戦略的アピール

  • 自己分析で得た長所や個性を、どう活かすかを考える
  • 「このオーディションではどんなキャラが求められるのか?」
  • 「自分の持ち味をどうマッチングさせるか?」

といった視点を整理することで、準備や自己PRが的確になります。

ボイスサンプル作成の例

「とにかく多くの演技を詰め込む」よりも、選択と集中が大事。審査員は短い時間であなたの個性を把握しようとしています。

  • あなたの強みや得意な演技を中心に構成する
  • 相手が求めるキャラタイプを押さえたサンプルを作る
  • 聞き手にとってわかりやすい表現に整理する

こうして論理的に組み立てることで、あなたらしさを効率的に伝えられるようになります。


表現力がもたらすメリット:伝え方で相手の心を動かす

一方で、コンサルの現場では、人は論理的な正しさよりも感情による原動力の方が圧倒的に大きのだと感じる場面がありました。
いくらロジカルに整理していても、表現力が伴わなければ伝わり方が弱くなってしまう可能性があります。
コンサルにおいては、人対人の仕事なので、より一層表現技術が求められます。

1. 声のトーン・リズム

  • どんなに正論を言っていても、抑揚やトーンが単調だと印象に残りにくい
  • 声の高さ・速度・抑揚を研究すると、言葉がより「生きた情報」に変わる

2. 非言語的な要素

  • オーディションが対面なら、表情や姿勢、目線などの非言語情報も重要
  • 面接官(審査員)は、言葉だけでなく全体の雰囲気をチェック

ロジカル思考で作った“シナリオ”を、表現力で“演じ”、相手に伝える。
この2つが合わされば、自分の魅力をより的確にアピールできます。


相乗効果を高めるための3つのステップ

それでは、論理的思考と表現力を組み合わせるにはどうすればいいのでしょうか。ここでは3つのステップをおすすめします。

1. 情報収集と分析(ロジカル思考のベース作り)

  • 声優業界やオーディションの情報を調べ、自分の強みや得意分野と照らし合わせる
  • 「今どんなジャンルの声が求められているのか」「自分の演技が活きるシチュエーションは何か」を整理

2. ターゲットを意識したシナリオ作成(戦略的プランニング)

  • オーディション内容や審査員の求めるイメージを把握し、自分の表現とどうマッチさせるか考える
  • 「どのキャラクターなら自分の強みを活かせるか」を明確にし、最短で伝えられるプランを立てる

3. 実践とブラッシュアップ(表現力強化&フィードバック)

  • 実際に声を出して録音・録画し、客観的にチェック
  • 「声がくぐもっている」「話すスピードが速すぎる」などの課題を修正
  • 感情表現や演技の幅を練習し、フィードバックを活用しながら改善を続ける

おわりに

論理的思考と表現力は、一見すると方向性が異なるようですが、実はお互いを高め合う関係にあります。

  • ロジカルに分析して戦略を立てることで、演技や声の魅力をより的確にアピールできる
  • 豊かな表現力を身につけることで、その戦略が最大限に活きる

私自身、コンサルで培った分析力やロジカルシンキングは、当時の演技指導やオーディション対策にも活きていたと感じますし、声優を志した頃に磨いた表現力は、今のクライアントやチームとのコミュニケーションでも大きな支えとなっています。

このブログでは、これからも声優志望の皆さんが役立てられる具体的なノウハウをお届けしていきます。
次回は、**「自己分析を活かしたボイスサンプル作成のポイント」**を取り上げる予定です。ぜひチェックしてみてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。皆さんが自分の強みをしっかり分析し、魅力を最大限に引き出すことを、心から応援しています!

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